手順3 樹形図(デンドログラム)を作成し、その図を見ながらインタビューをします。
ここに例示しているのは、サンプルとしてのデンドログラムです。
ご自分のデータで、実際にデンドログラムを作成する場合は、市販ソフト(プラグインを含む)での
処理が必要になってきますので、こちら(HP作成者)宛にご自分のデータを送っていただくことに
なります。データ送付の手順については、ここをクリックしてください。
例えば、つぎのような形で、デンドログラムが作成されます。
左側の方で項目同士が結びついているは、それらがより近い(意味が似ている)ことを
表しています。右側にいくにしたがって、意味的なつながりが弱くなっていくと考えます。
まとまり(クラスター)ごとに、そのまとまり方を表すような名前を考えていきます(命名)。
このときに、一緒にしにくい項目があったり、他のクラスターに入れたい項目があれば、
クライエントの思いに従って組み替える場合もあります。ここでの会話は重要な意味を
含むものになるので、クライエントの了解を得て録音しておきます。
このサンプルでは、つぎのように命名がなされました。
拮抗度とは、正(プラス)のイメージと、負(マイナス)のイメージのどちらが優勢かを表す
指標です。全項目で見る場合と、クラスターごとに見る場合があります。
解離度とは、正負のどちらかを自分で判定しにくい(判断を自分から遠ざけようとする)
状態の程度を示しています。
どちらの指標も、個人内での変化を判断する際の参考データとして意味をもちます。
資料が得られたら、それらを保存し、総合解釈を試みることになります。
次の「手順4」へは、下のリンクの「進む」をクリックしてください。
←もどる
すすむ→