室蘭者会のご案内   2012.10から


2018年12月の例会  12/8()18:30 室蘭市中小企業センター
                    (定例の第一土曜日ではないので注意。最寄り駅、東室蘭駅)
       
テーマ  振り向けば 目を伏せ恥じる 今年かな

   戦争法廃止、立憲主義堅持、共謀罪反対、沖縄辺野古などについてあれこれ話し合いましょう


  
 北海道室蘭市周辺の住民が、月例で
週刊金曜日を読んでの話し合いをしています。
 どなたでも、お気軽に参加していただけます。特別な手続きもありません。例会会場
 に来てくだされば、そのまま話し合いに加わることができます。可能でしたら、前月分
 (4週分程度)の週刊金曜日をご持参ください。もちろん手ぶらでも歓迎します。

例会案内  日時 : 毎月第一土曜日の午後6時半から8時半ぐらいまで
        場所 : 中小企業センター(室蘭市東町4−29−1)

        費用 : 会場費の分担で一人100円
        (月によっては、曜日が前後する場合があります)

室蘭市中小企業センター


2018年の室蘭読者会報告 

 1月

新年会例会に5名。お屠蘇気分の中で
も、壊憲阻止で気は引き締まる。鱈の
煮物をつつきながら、誌面の感想披露。
忖度メディア特集のインタビューで、
ニュースキャスターを取り上げていた
が、読者層を広げるためか。一般には
名が通っていても発言内容は薄っぺら
に感じたと。映画評で取り上げる作品
が、簡単に観られなくて困ると。でもそ
れが週刊金曜日らしさでは、と議論に。
櫻井よし子インタビューは、話が噛み合
っていない。こんな非論理性での改憲
主張か、と気づかせてくれたのは、週刊
金曜日のおかげ。読者を増やしつつ、
独自性も。困難でも加油。

 2月

2月は4名。名護市長選挙の結果から
話が始まった。中央政府から真っ当な
地方財政支援を要求しただけの話で、
新基地建設に賛成したわけではない。
勝手な解釈をしたがる政権側の主張は
不当だと確認。石牟礼道子さんの訃報
に肩を落としたが、現役自衛官による
予防訴訟に対する高裁の差し戻し判決
には励まされる思い。モラロジーの学
校浸透には警戒すべし。高齢化問題も
経済低成長も予測できた課題なのに、
国政では先を読む対応が無い。国難だ
国防だと言うわりに、原発の危機は放
置という矛盾。水と空気の良さで若い
芸術家を呼び込む東川町など、身近な
実践が心強い。希望は今もあるぞ。

 3月

3月は6名。嘘のデータを出して国会と
国民を騙すモラル欠落の行政府に立
腹。経済指標の基準を好き勝手に変え
て目標達成だと言う厚顔ぶり。民主主
義を多数決と思い込んだ間違いに気づ
いて、私たちは議論し合う場の価値を
高める必要がある。沖縄・石垣の市長
選挙で大量の期日前投票があった。記
事にあるように、不正な働きかけが疑
われる。どんな誘いがあっても、責任
ある投票ができる主権者教育こそが大
事だ。アベ政治から教育を取り戻そう。
 

 4月

4月は6名。糞土師の話題でしばらく体験
談などを披露。ゴビ・タクラマカン砂漠など
では、観光土産物屋の裏手は脱糞の残骸
だらけだった、と体験者の話。地中の分解
者にどう頑張ってもらうべきか。3000万人
署名集めで地域の労組を回ると、政治的
主張だからと拒まれた体験談。憲法遵守
をこそこそ訴えるしかないとは、倒錯の世
界だ。 3/23の松浦武四郎記事は、北海道
には身近だ。負の歴史に自覚的であるべ
し。 3/16の廣瀬純編集記事、傍観者的叙
述にも読めた。民主主義って大切ですか、
の問いは、弾圧者も言いそうだ。使い勝手
が悪くても、道具では無いので民主主義を
手放すわけにはいかない。
 5月
5月は6名。キャンプシュワブ前での座
り込みについて報告。予定数を超す人数
が集まり工事に抗議。排除側も大量の人
員投入。警備車両で表現の自由を押し込
める憲法番外地。本土報道は少ない。自
覚して沖縄と連帯しよう。蓮池さん記事
の怒りに共感。アベ政治の酷薄さを断罪。
憲法特集は読み応えあり。地方に屹立9
条の碑まぶしい。心を変えない教員の宣
言に連帯。憤怒と静謐は圧巻。纐纈氏の
半島分断記事で四・三事件も読みたかっ
た。マスコミに直接抗議すべし、と実践
例披露。
 
 6月
6月は5名で、ちょっと寂しい。新しい参
加者を待っています。お気軽に。新潟県知
事選にも取り沙汰された露骨な利益誘導に
ついて。名護市長選でも聞こえて来た。自
分が得すれば他に迷惑が及んでも気にしな
い、という人が増えたのか。加計獣医学部
の倍率も不思議。なぜ集まるのか。論理性
無視の選択は、考えない国民養成の成果か
? 1185号の長沼氏記事。 4・3事件をよく
書いてくれたと、感謝の感想あり。巻末の
編集者一言で、成澤氏片岡氏の文が読ませ
る、と共感の声あり。アベ政治の外交無策
はもっと問題視すべし。
 
 
 7月
7月は5名。新メンバーの参加をこれま
でにも増して熱烈待望中。室蘭の夏は、
戦中の艦砲射撃を思い出す季節。例年、
犠牲者の慰霊と不戦の誓いを新たにする
が、今年は朝鮮からの訓練生が事故死し
て「産業戦士」と担ぎ上げられた当時の
写真が見つかり、話題に。身近な戦争記
憶は、若い世代に伝え続けて土地の歴史
にすべき。他の話題には、オウム真理教
関連死刑執行の唐突さ、水素社会特集と
関連する室蘭市の施策への疑問、こそこ
そ国会を通す悪法の数々。水道民営化や
種子法などは裏口承認でしかない。文科
局長と東京医科大の裏口関係も醜悪。黒
い巨塔特集を、これと早とちりしてし
まった。悪をはびこらせる悪政を断つし
かない。
 
 8月
8月は5名。地域の話題で情報交換。自主映
画の作品紹介や、大学で開催された平和シ
ンポジウムなどについて。地道な取り組みこ
そが大事。記事では、1195号の刑務所写真
展と死刑存廃議論に注目。グローバル化な
どの言葉が行き交うが古い考えがはびこっ
ている。1193号の暴力団と現首相の関係は
噴飯物。ボクシングの会長は不明朗関係を
認め、辞めるだけ潔い。あらゆる組織が政
権と相似形の忖度まみれ。見てくれだけで
は信用できない。台所事情や記事盗用を明
かす紙面作りに応援の声あり。
	  
 9月
9月は5名。自主上映会「モリのいる場所」
鑑賞の感想で会合開始。多様な解釈が可
能であることを楽しめる余裕が大事なり。
自民党総裁選に関わる非民主的な動向に
各自が義憤の発言。戦後に積み重ねて来
たはずの民主的仕組みが、一人の破壊者
によって崩れかけるとは。見せかけではな
い再構築が必要、と自戒。敗戦特集「主語
のない慰霊文」、米騒動「女一揆」という
視点に考えさせられた。身近では高齢者の
集いで唱歌を歌い合う。軍国調歌詞を誉
めるような発言を講師が口にする。民主
主義は民の情感から腐り出すのかもしれ
ない。福沢諭吉の狂乱ぶりにも注目が必
要だ。
 
10月
10月は5名。沖縄の戦没者追悼式での相良
倫子さんの詩に心が震えたと。中学生の言
葉が重く響き、政治家の口先から出る「真摯
に丁寧に」が軽すぎてめまいを覚える。沖縄
新知事に玉城氏就任、本当に良かった。意
味ある言葉が社会を変える。明示された民意
に添うことこそが政治だ。編集体制の変更に
ついて疑問の声百出。佐高氏の存在を、読者
は金曜日の看板の一つと感じていたが、編集
委員辞任は理解し難い。風速計で氏が述べ
た「他では通用しないレベル」の記事とは何を
指すのか。置いてけぼりにされた感じで、読者
は戸惑いをつぶやき合うしかなかった。
11月
11月は用事があって間に合わなかった人
がいて参加は3名。誌面の話題や地域の
話題で雑談風に話し合いました。道理が
通る時代にしていきましょう。
 
12月

 

2017年の室蘭読者会報告 

 1月

新年1月の例会は、5名でした。冒頭フェイ
クニュースに踊らせられる現実を、どう見る
かで議論。政府広報規模が100億円とかで、
マスコミは政府の歓心を買うためには事実は
二の次と思うのか。米国を笑えず、自国批判
も広がらず。紙メディアでも孤軍奮闘は週金
ぐらいか。纐纈厚さん記事は読み応えあり。
高度成長期が戦争総括を曖昧にさせた、との
意見。結果として民主主義は定着せずに今日
へ。今すぐ民主化を始めよう。 

 2月

3月は特にテーマをしぼらずに、時事
問題を誌面から取り上げる予定です。
ざわつく世界を見通す、冷静な目を養
うことにしましょう。2月は、憲法と
退位問題にからんだ歴史を話題に。古
事記・日本書紀をそのまま信じたり、
そのまま教え込もうという人びとには、
どんな議論ができるのだろうか。皆と
一緒になりたがることと、皆を一緒に
まとめたがることの胡散臭さ、などを
話し合いました。法政大学の軍事研究
拒否を、他の大学も見習ってほしい。
ネット社会対談からは、自分が好むも
のだけしか見ない人ばかりになってい
る怖さが話題に。自らも反省しつつ。
 

 3月

3月例会は5名。気になった記事や話
題を相互に披露して議論。戦前回帰小
学校への行政による便宜供与。政治家
関与がなくても大問題。行政庁が単独
でえこひいきをしたことになる。豊中
に続き今治にも腐臭が。腐敗政権が全
国各地を感染させるのか。消毒には、
真実スプレーを。3/3号の鳩山中島2氏
対談に注目。理念での政治に期待が募
る。野党共闘の核にできないか。GDPが
増えたなどの統計数値が怪しい。から
くり解明記事待望。来月も自由テーマ。
 

 4月

4月例会は6名。沖縄へ激励と共闘に
行った参加報告を拝聴。現地で生の話
を聞き座り込みも敢行。頑張ってくだ
さいは他人任せにもなり得る。共に頑
張りましょうの気持ちを確認したとの
報告に一同納得。地元紙にも報告記事
が掲載された。誌面論議は、町内会と
行政からの押し付け、共助の胡散臭さ
問題、宮古島市議への言論封殺、自衛
隊タブーに要警戒、君が代浸透と銃剣
道など教育が先導する軍国化、共謀罪
を通さないために身近で危機感を共有
する方法、などなど心配事は尽きない
わけで、議論し主張を続けなければ。
 5月
5名参加。例会当日の昼に上映された
「太陽の蓋」について感想交流。無責任
体質が生々しい。言い訳巧者が出世す
る現実が悔しい。誌面からは、国鉄解
体を「メザシの土光」でメディアが後
押しした経緯が腹立たしい。国民に支
配者目線を定着させたのかもしれない。
明治150年は、北海道では土地収奪
の歴史となる。囚人労働による道路工
事など、負の歴史は次世代に継承され
ているか。承服できなければ訴え続け
よう。マイナンバー不要も150年言
い続けよう。憲法守れも同断。
 
 6月
 
6月の参加は5名。北海道での中国人
強制連行を墨描きの絵で表現した展示
会の感想交流。戦時の記憶は薄れがち。
歴史の事実を記録し継承すべき。つま
み食いするような歴史改竄など論外。
身近な戦争体験を語り継ぐごう。誌面
からは、田中編集委員の加計問題を地
方創生政策から批判せよ、との主張は
理解する。しかし、今この時期にそれ
を前面に出すと焦点拡散の心配もある
と議論。共謀罪や国政私物化などに、
自分が困ると当事者意識をもたない人
が多い。どう語りかけていくか。自分
は一般人だと安心するより、主権者と
しての自覚と行動を大事にしたい。
 
 7月
7月5名。記事の感想を各自発言。ナベ
ツネほめ殺し佐高氏、皮肉が効いて鋭い。
西川伸一氏政治時評の釜山総領事更迭
批判、政権のあくどさ露見。経済私考で
佐々木実氏が追及した竹中平蔵「ミニ独
立政府」発言は、国会での議論にするべ
きだ。日本全体が独裁特区、忖度特区に
なっている惨状に批判集中だ。朝鮮学校
連載は力作。差別や少数者圧迫の日常
化は、政治が理想を目指さなくなったから
だ。女性装に思想性を読んだ。あるべき型
を押し付けたがる権力が、道徳で子どもを
操る。9月例会で、沖縄レポートの予定。
 
 8月
 
8月参加5名。メンバーが関係する団
体の取り組み予定などを発表。10月に
恵庭事件を描く映画上映や、内モンゴ
ルに高校生らと共に友好の旅をした報
告なども。若い世代に戦争の加害面や
強制連行の事実を継承することの重要
さと、難しさを実感。旅行中に劉暁波
氏の死去は話題にならず。見せたい物
だけを見せる情報操作は世界共通か?
9月は北島さんのミニ講演会。沖縄で
の不当逮捕と正義の闘いについて語っ
てもらいます。異論無き政治とか、官
僚原稿棒読みとか、議論を避けたがる
人がいますが、問答無用より討論上等
が民主主義で間違いなし。
 9月
9月は拡大読者会として北島義久さんの
講演会。17名参加。「沖縄反基地闘争に
かかわって、弾圧と闘いの現状」と題し
た資料に基づき、自身が受けた見せしめ
的逮捕、黙秘で通した取り調べ、権力を
笠に着た裁判などが語られました。参加
者は熱心に耳を傾け、その不正義が横行
する沖縄の実態に強く心を動かされまし
た。留置場での日常描写からは、沖縄の
人でも誤解があって、反基地闘争の支援
者は日当を受け取っているというデマが
信じられている事実が明かされました。
懇親会の場では、地域でもできる活動の
話題や、趣味の山登り談義にもなりまし
た。健康第一、憲法も第一を確認しました。
10月

10月例会は4名。総選挙の話題で意見交
換。政権同類党への鞍替えや市民と野党
共闘による候補統一成らずで議論。多くの
市民は現状をどう見ているのか、に疑問が
ふくらむ。将来の世代に胸を張れる選択を
すべきだ。誌面づくりに疑問がいくつか。
9/22号表紙に「早くも内紛か/小池新党に
暗雲」の文字があるのに対応する記事が
不明。10/6号の下段倶楽部に「アメリカは
〜イランに侵攻し、フセイン大統領を虐殺
〜」の記述があるが、イラクのはず。本多
氏の写真を今掲載する意味は?など。呉
市の教育実態に戦慄を覚えた。成澤氏の
続けての追及に期待大。

11月

11月例会は5名。地方での立憲主義実現に、
どう共闘を組むかで悩み多し。政党の主張で
見るか、顔の見える政治家個人を信じるか。
記事では、1155号「18歳と11カ月で斃れた京
大生」、1160 号「由比忠之進さんの焼身自殺
から50年」の意義を確認。自己都合の歴史改
変や、忘却は許されない。11月3日は文化の
日であり憲法公布の日だ。明治の継承主張
に、理は無く害多し。1159号3誌編集長座談
会に希望。女性の声が高まれば、憲法が実
現し戦争を遠ざけるはず。若者を政治に巻き
込んでいこう。

12月
12月例会は3名。誌面と地域の話題で
一年の振り返り。憲法実現期すべし。

2016年の室蘭読者会報告 

 1月

1月は新年会も兼ねて6名参加。
昨年を振り返り、悪政批判。報道
の不甲斐なさに義憤。今年の抱負
にからめて例会運営に提案が出た。
前半は担当者によるワンテーマの
討論。後半は自由発言形式に。前
月にテーマと担当を決めておき、
各自も関連記事を事前に読んでお
く約束に。早速担当の立候補もあ
り、2月は「メディア支配」につい
て語り合う予定。他の会では、ど
んな工夫をしているのでしょうか。
誌上交流会などができると、互い
に力をつけていけそうですね。

 2月

発表者指名での2月例会。テーマ
はメディア支配。19ページの資料
を用意してM氏が発表。緻密な調
査と明快な主張に一同納得。これ
までの禁じ手を安倍政権は野蛮に
実行する。報道は政府の監視役だ
ったのが逆転した。民主国家と呼
べない暴挙。論理無用の風潮をマ
スコミが広げる。ご意見無用は暴
走族の捨て台詞だ。地道な論理の
積み重ねを大事にしていかねば。
3月のテーマは発達障害。くらし
の泉連載に目を通してご参加を。
 

 3月

3月例会は「発達障害」をテーマに
スライド発表。どうして「障害」と
見なされるようになったのか、に
ついて歴史と社会から考察。連載
の意図も考察対象に。他人を思い
やる余裕のあるなしで、「障害」は
減ったり増えたりしそう。次回の
テーマは「沖縄」。11/6の特集記事
を元にして議論します。3月末の
沖縄訪問団についても報告がある
予定。熱いぞ、沖縄。
 

 4月

5月のテーマは「たいまつ」について。
むのたけじ氏の連載と、当人の生き
方を取り上げる予定。乞うご期待。
4月例会は「沖縄」でした。特集記事
にあった参考図書から数冊を読み込
んでM氏が発表。沖縄の人から見え
る国や他県の国民を、想起させる内
容でした。国策としての沖縄差別の
実情を感じるべき。日米「同盟」と呼
ぶことに慣れてはいけない。他にも
道徳の時間特集、辺見本問題、IS対
策の欺瞞を暴く成澤コメントなどに
メンバーから賛同の声がありました。
 
 5月
5月例会は「たいまつ」連載のむの
たけじ氏について、S氏が発表。新
聞が、戦意高揚の戦中と新生日本の
戦後とで、無批判に連続していたと
憤り辞職。身を焦がしつつ周りを照
らすたいまつに特別な思い入れが
あったと紹介。その清冽な精神に皆
が敬服。腰砕け報道の現代に、硬骨
のジャーナリストよ出でよ。他には
身近な公的場面にもよくある憲法無
視の実態。問題視する声を挙げ続け
る大事さを再確認。
 
 6月
7月のテーマは再度「慰安婦問題」。
発表者の事情で、前回はTPP問題の
議論になりました。歴史認識を含め
て戦争の暴力性に目を向けることに
します。6月例会は、大御所2名の
欠席でちょっと寂しい5名でした。
TPPについての多面的な問題点指摘
があり、その後に議論。皆保険など
の国内制度が脅かされる危険性や、
遺伝子組み換え食品の規制緩和、ISD
条項の欺瞞など不安は募る。そもそ
も密室の交渉が不健全。日米の労働
者同士で反対行動の連帯を進めるべ
しと結論。身近に起こった憲法無視
の行政対応も議論。国民の意思表示
が大事だと、一同で再確認。
 
 7月
8月は参院選の結果と次にどう行動
するか、を話し合います。7/1号の
20p〜27pなどを読んでおいて、次の
一手を考えましょう。前回例会は戦
争の暴力性について慰安婦問題と共
に議論。S氏は用意した新聞切り抜
きなどを示しつつ、戦後の各時期で
の慰安婦問題の扱い変化を解説。
「性奴隷はなかった」と言う勢力の
論拠は何か、との質問には、恥ずか
しい日本を認めたくないという感情
だとの答え。事実を伝え続ける意義
を再確認。市管理の橋上駅の自由通
路が「自由」になっていないらしい。
ダンスの練習をする高校生らと一緒
に、これも考えていきましょう。
 
 8月
9月は天皇制と憲法に関連した話題
で発表の予定。普段の生活に活かさ
れているのだろうか。誰かに負担を
強いて成り立つ制度なら、それ自体
を考え直すべき。などの見えにくい
問題をあえて取り上げます。8月は
4名参加。参院選や都知事選の結果
について各自が意見発表。新防衛大
臣の資質についても問題視する意見。
世の中の雰囲気に流されるだけで、
自分で考えない国民づくりが進む。
政治は怖いものと若者に思わせるこ
とで、政権は安泰。考える人を増や
していくなら、世の中も変わってい
くはず。地道に一歩一歩、と確認。
 
 9月

10月はテーマが決められなかったのですが、
忘れ去られつつあるマイナンバーについて
考えてみましょう。子育てに関する申請を
カードで一括、などと後出しの利便性に頼る
制度とは何なのか。今やマイナーカードで
しかない現状を議論の俎上に。9月は日本
会議についてS氏が発表。詳しく改憲側の
資料も分析。おしゃべりカフェなどでママ友
に語る口調は護憲のカフェそっくり。憲法を
生活に活かす努力を、身近で積み上げてい
けば、まやかしの改憲論を見抜けるはずと
確認。雰囲気に流されず、論理を通そう。
もちろん国会でも。

10月

11月は「ジャン=ジャック・ルソーと
民主主義」について発表と論議の予定。
特集号はありませんが、反戦争法デモ
や書評などの記事から議論を提起しま
す。10月の例会では、マイナンバーの
これまで、これからを話題に。個人番
号カードの発行数など、制度定着率を
示す数字が報じられない。番号利用の
制度を後出しするのは、有効性の押し
売りじゃないのか。そもそも自分の物
でもないのにマイとは倒錯的。来たる
べき徴兵制を担保する国民統制用小道
具でしかない、などと憤懣の議論百出。
誌面からは、三宅洋平氏対談記事での
「国士発言」は理解不能と。発言の意図、
掲載の意図を詳しく知りたい。泉田新
潟知事の不出馬騒動では、県民の思い
が見えて来ない。週刊金曜日独自の
取材力で探ってほしかった、など。

11月

12月は「米国大統領選の結果」について
話し合います。ということは、差別と
抑圧から世界を救う相談です。来る年
に光が差すように気合いを入れます。 11
月例会はルソーの民主主義の発表から、
若い世代の現政権支持傾向、子ど
もの貧困拡大、沖縄の高江での差別、など
話題は広がりました。理性が判断の基準に
ならずに感情で物事が決まる時代。しか
も、ねたみや憎しみの感情に動かされて
いるように見える。理想を語る言葉を、
今こそ大切に。

12月
1月例会は新しい年をどう見通すかを
考えます。後年の歴史書に、今の時代
がどう記録されるかというマクロの視
点が必要です。もしかすると、市民の
動きは公的記録に残らないかもしれま
せん。口移しで記憶しておく必要があ
ります▼12月例会は多岐にわたる話題
で、一年を振り返りました。政治への
諦めと目先の安定が内閣支持率を支え
る構造、過剰な中立要求が若者から政
治性を奪う仕組み、多極的なアジア外
交の再検討、女子会憲法論議の軽みへ
の違和、市民活動同士の間合いの難し
さ等、悩ましくもだえた議論でした。

2015年の室蘭読者会報告 

 1月

1月例会は5名参加。各自の気に
なる論点を披露。憲法の上にある
「取り決め」が現実を動かしている
という見方について。憲法そのも
のが、学校できちんと教えられて
いない、という告発も。沖縄の報
道が少ない中、積極的な記事掲載
の誌面に期待。表現の自由と信仰
の尊重を対立構図で描く一般報道
に疑問。風刺やわいせつを行政が
当否判断すること自体に問題あり。
オウム裁判での無答責主張、従順
が当然の組織ばかりの日本で彼を
罪に問えるのであろうか。

 2月

      
2月例会の参加は6名。ご近所の
皆さんは、お気軽にご参加を。表
現の自由は無制限か、が話題に。
主張の対立時に、許されるのは相
互の言論のみである。という意見
は、言論以外の暴力も権威や権力
も拒むとする。対する法規制など
に託す意見は、ヘイトスピーチや
宗教の誹謗や脅迫の事例を出して
反論。実際の課題は、表現の中身
よりも力のある側のゴリ押し事態
だと了解。政権による差別なら許
される(沖縄辺野古やアパルトヘ
イトな言説など)というのでは世
界に顔向けできない。歴史をふり
返る辺見連載などで、戦争傾斜の
現代を撃つ誌面づくりに期待集中。
          

 3月

3月例会は6名。誌面の話題では、 3月6
日号の「金曜日から」にあった高校生宛に
教員が送ったメールでの処分について。
本人に対する仕打ちだけではなく、支援者
にも懲罰的異動の都教委に憤慨の声。
生徒とのやり取りについては、教育的見地
からと一般的論との両方からの議論になっ
た。辺野古の規制強化にも共通するが、
権力を行使する側の横暴さが目に余る。
憲法無視の政府と一体化か。教育では道
徳の教科化は、国民教化の道だとの議論も。
教員の軍事教練も実施されかねないと危惧。
ある町内会では通学路に監視カメラ設置を
要望する話も。隣組や密告も取り戻すつも
りかと憤慨の声多し。

 

 4月

4月例会は7名。沖縄での政府へ
の抗議者が、米軍に直接身柄を拘
束されるというのはどういうことかと
議論。尖閣や竹島には主権を言
い立てるのに、この治外法権には
無関心な日本が不思議。かつて戦
争協力した詩人が、次の戦争でもま
た協力するだろう、と言ったことを
参加メンバーが話題に。次の戦争
なんかありません、と言えなければ
ならない。がしかし、忖度の蔓延で
プチ独裁者が身近にもうごめきだし
た例が報告された。生活保護者支援
の議論の場で、差別的な言い方が
見逃されたりしている。悪の陳腐さに
目を凝らさねば。

 

 5月
5月例会は7名。「安倍談話の前
に知りたい歴史問題」特集は、分
かりやい内容で好企画。湖南省虐
殺事件については、初めて知るこ
とができた。今後の展開に注目し
つつ、身近でも話題にしていかな
ければ。低調な国会論議や没論理
な言論封殺に批判の意見多数。論
戦が民主主義を支えるのに、福島
みずほ氏の「戦争法案」などに生
理的に反応するだけ。立法府が国
権の最高機関として行政府の勝手
な対外約束を審議できなくてどう
するのか。憲法の最高法規性を国
民が三権に向けて教えてやらなけ
ればならない時代になっている。
 
 6月
6月例会には新しい参加者。最近
の新聞テレビの報道を歯がゆく感
じていて、この雑誌、この読者会
に目が向いた、とのことでした。
知識を共有し行動も共にしていけ
るように、学習していきたいです。
5月の沖縄闘争団の参加者から、
簡単に報告がありました。一般向
け報告会は7/3の予定です。記事
からは、「軍艦島」が世界遺産でい
いのか、に対し、強制連行された
朝鮮人や中国人が酷使された事実
が隠されてしまうことへの危惧が
語られました。さらに、国内でも
女工哀史などの事実が近代化の美
名の陰に追いやられる問題に関心
が集まりました。安保法制や労働
法制での言葉の軽さに、多くの義
憤が語られました。憲法の存立危
機事態には、国民から政府への集
団的遵守命令権が必要ですね。
 
 7月
遠路バイクを駆って参加のお客人
も含め、7月例会は8名。戦争法
案糾弾弁護士講演会と沖縄闘争団
報告会について冒頭に報告。西い
ぶり地域で設立予定の反安倍法制
団体についての説明も。誌面にも
あった百田発言や沖縄2紙弾圧に
は、桜井良子発言にも類似のもの
があったとの指摘。国民のために
やるのが政治なのに、度量の狭さ
が政権党に顕著。地方選出の議員
らに働きかける必要性を確認。で
も、個人が特定されることでの不
安もある。誠実なるが故の躊躇も。
表紙裏の齋藤コラム、ファンから
の熱心なお勧めもありました。 
 8月

8月例会は6名。誌面からの話題
の前に、身近で気になることから
議論スタート。港湾軍需都市とし
て室蘭がかつて艦砲射撃を受けた
経験から、市の平和宣言には特別
な思いが込められている。市議会
で見解を求められた市長は回答を
担当部長任せ。戦争法案反対の意
見書採択に市議会の足並みはそろ
わない。戦争への足音は身近でも
響き出しているのか。吉田松陰は
偉人なのか、辺見庸氏の連載最終
回など誌面について語られた。平
和と民主主義の語り部は、自分た
ちであることを何度も確認した。

 
 9月 9月例会は6名。室蘭で300名を越す
集会は珍しい。8/30の戦争法案反対
デモは、地元紙も含め新聞各紙で扱
いが異なっていた。宗教団体では地方
指導者が戦争反対を表明しても、身近
なところでは論議にならないと報告が
あった。また、信仰心から安保法案賛
成を唱える信者もいるとのこと。どのよ
うに議論を始めるべきか。我が事、と
考える想像力が必要になるようだ。本
多氏の知床紀行記事から、道内だか
ら行ってみたいとの感想。反安保法案
の陰で反原発が追いやられがち。でも
二つは関連しているとの指摘。秋に控
える各取り組み紹介は、目白押しでし
た。
10月

10月例会は6名。マイナンバー制度
に対するまとまった記事を誌上で
読みたい、「発達障害」に関する
連載を始めた意図は何か、小熊英
二監督作品が興味深い、などの誌面
に対する意見が出ました。安保法制の
違憲訴訟やNHK不払いなどの動きに
ついても、誌上で紹介を望む声あり。
身近な話題では、不審者発見を競う
ような気運に不気味さを感じると。ラ
ジオ体操を離れた所で見てた人が、
不審者扱いされた例もあったとか。国民
が怪しむべきは現内閣ではないのか。

 
11月

11月の出張例会は10名。隣接の伊達市
近隣からの参集に感謝。誌面からは、
マイナンバーの受け止めに困惑する実
態を詳しく。国民に秘密は許さず、国家
は秘密だらけの不均衡。全国を収容所
化して徴兵逃れを封じる手段にするの
か、との意見も。沖縄の裁判闘争は日

本全体の問題。臨時国会不開催は憲法
無視で大問題。共に声を上げ続けよう。
身近な行政の、萎縮や強権政府へのお
もねりも常に監視が必要だと再確認しま
した。

 
12月

12月の参加は7名。野坂氏ご逝去に
哀しみの声。連載の読者が多かった
のに。平和への意志を受け継がなけ
れば。12/4号の自衛隊装備のいい加
減さの記事に憤りの声。軽減税率の
駆け引きがみみっちく見えてくる。自動
車税の燃費による傾斜課税も金持ち
優遇に見える。学校外教育の制度化
は、体の良い教育の外注化なのでは。
不出来の子を追い出せば学テの得点
は上げられる。世界各地のテロで軍需
産業は高収益だ。昼のテレビで洗脳さ
れた日本では、死の商人にも抵抗感無
しかも。平和憲法の国づくりを、決意新
たに進めなければ。

連絡先 murorankai◎naravan.net (◎をアットマークに置き換えて送信してください)

        

2014年の室蘭読者会報告 

 1月

新年会を兼ねての集まりに7名が参加。
各自が関わる活動の報告と新年の抱負を
披露。関心が集まったのは、どうやって
秘密保護法に対抗するか、軍事化内閣を
抑えるかについて。今ここでできること
を行動に移さなければ、との思いを分か
ち合った。憲法9条の碑を市民有志で建
てて、それを市に寄贈する構想も話題に。
公務員に憲法順守を要求し続けること
も、国民の不断の努力義務だとの話も。
今、憲法で日本を守らなければ。

 2月

2月例会の参加は6名。参加者の一人が
月開催した講演会で、講師が話した内
容が話題に。国連は集団的自衛権を認め
ているという説明で良いのか。国連とし
ての措置がとられるまでの限定的な意味 だったはず。安倍政権の憲法乗り越え姿
勢を阻もうとする市民同士で、こうした
議論が活発になり国際平和につながって
ほしい。会のメンバーが本誌投書欄に書
いた山本議員手紙事件の影響も話題に。 読者会のあり方として、内輪での議論に
満足せず、もっと市民に広める工夫や姿
勢が必要だとの意見も。情報操作や思想
統制につながるNHK経営陣の暴論に対し、
受信料支払い拒否が必要だ、との議論も。 今後の誌面づくりの中で、報道の意義確
認や抵抗の方法論がテーマになることに
期待。

 3月

NHKへの抗議文申し入れに際して同席取材
を局側が拒否した話題が論議に。メンバ
ーの一人が参加する団体が地元放送局に
会長と経営委員らの問題発言に抗議し辞
任罷免を求める内容だったが、その際の
新聞記者による取材を副局長が拒否した とのこと。報道機関でもあるNHKが、報道
の現場に規制をかける矛盾にどんな論理
が成り立つのか。NHKのトップに問題が
あっても現場は頑張っている、という単
純な構図ではなさそうである。2/28号の
インタビュー、「解釈改憲」反対以外で
意見集約できるのでしょうか?の記事は、
このタイトル通りの内容が記事全体の3
割以下程度だったのが残念だったとの意
見。期待して読んだことで落胆も大きか
った由。大事なテーマなので、継続した
取材に期待大。河野談話など積み上げた
国際的な態度表明が崩されそう。積極的
な記事化を待つ声、多し。

 4月

前回話題になったNHKへの抗議文手渡し時
の新聞取材拒否についての経過報告。協会
本部宛に質問書を郵送し回答を求めた。返書
には、「放送局での視聴者との個別のやりとり
は原則非公開」とのみ。理由説明なし、大声で
脅した言動についての言及もなし。これでは、
受信料不払い増加も宜なるかな。4月例会に
は新参加者あり。このNHKの件について読者
会欄で読んで気にしていたとのこと。心強く頼
もしい感想。記事でも、NHKの大越キャスター
腰砕けが話題に。落合恵子氏が風速計に書い
た怒りの中に「国会議員の定数削減」とあった
が、それよりも政党助成金のいかがわしさに
「怒」という意見あり。佐藤優・成澤宗男両氏に
よるクリミヤ事情詳説は金曜日らしさの面目躍
如。出前講演会でもこんな話を聞きたいと呟き
あり。
 5月
5月は8名の参加。3週連続の辺見庸と
佐高信両氏の対談に関心をもった人が多
く、しばし議論。辺見さんの、新聞テレ
ビを見ないという生活に、積極的な意味
があると思う、との感想も。差別特集で
「俺たちは在特会と違う」という差別者
内での差別化があるとのこと。人間関係
が切り刻まれていく方向性への危惧が語
られた。原発反対のチラシを受け取らな
い若者の振る舞いについて、定例デモの
主催者から落胆の声も。無力感や脱力感
を感じさせる風潮や政権運営だが、理非
を説き打倒への取り組みを続けていく大
事さを再確認。
 6月
6月は5名。直前に開催された、福島の子どもの
集団疎開を求める訴訟団弁護士の講演会に参加し
たメンバーから報告。事実よりも、公式見解が
事態を一色に染め上げるような現実。子どもに
対する大人の責任を、どう考えるかが話された
と。声を上げる者への差別について議論。さらに
はハンセン病について、道内にあった隔離され
た村についての報告も。使い捨て労働の当然視は
大問題だ。集団的自衛権行使の下支えが、若者の
非正規労働なのかも。7月26日土曜日に室蘭読
者会主催で成澤宗男講演会を企画。参加者同士で
の議論にも期待。乞うご来場。
 
 7月
7月の会は読者会主催で開催する
成澤宗男講演学習会の打ち合わせ
を前半にもった。開催日時は、7/
26(土)18:30〜20:30、中小企業セ
ンター。日本政府の迷走を世界は
どう見ているのか、詳しく知って
対策を考えたい。集団的自衛権の
行使容認を閣議決定したことで、
室蘭港に誘致しようとする自衛隊
の輸送関連施設は、他国からすれ
ば攻撃目標になるのでは。輸送施
設だから攻撃対象から外してくれ
る優しい敵国を想定できるのか。
平和憲法によって地域が守られて
いることを、参加者で再確認。国
民の恐怖をあおり、軍事化を進め
る政府のやり方はおかしい。 
 8月
 
7月末に開催した成澤宗男講演学
習会には、50名を越す参加者が
あり、盛会となりました。当日の
講演内容や質問などを、これから
の活動に活かしていきます。ご参
加、お待ちしております。
 9月
9月例会は5名。防災訓練などに
米軍参加で、軍隊を身近に感じさ
せる魂胆かと議論。地元の港への
自衛隊施設誘致の動きもあるので、
自分たちの問題である。北海道電
力再値上げの説明会は、高飛車な
態度。原発稼働で値上げ回避だと。
人びとの暮らしから発想する政治
経済であってほしい。
10月 10月例会は9名。新しい人も昔からの人も、
人数が増えると話題も広がり一層闊達に。
市内の銭湯への市の助成について。年配者
にとっては交流の場でもある銭湯がどんどん
消えてゆきそうで切ない。PCB処理施設と放
射性残土処理の関係に疑問の声。ある教育
委員が再選されなかったことへの疑問。など
の地元の話題に関心が向いた。誌面からは、
朝日新聞叩きをする側の愚劣さに抗議の声。
政府の教育いじりが、英語一辺倒と大学統制
になっていることにも抗議。声を上げ続けて行
かなくては。
市内のPCB処理施設に赴き、福島の放射性
残土処理もこの地でするのか、と質問。応対
した担当課長は、それは無いと断言。この事
は、記録して記憶しておくべきだ。
11月
11月例会は6名。海外の話題で
ボリビアのモラレス大統領3選の
報道や独自の検査結果を市民向け
に発表し続けるドイツの財団など
の紹介は、米国主導の経済に対抗
する内容なので情報自体に価値が
あるとの意見が出た。教育では、
道徳は大事なものだから、ぐらい
の受け止め方で現政権の復古的な
施策が支持される雰囲気に危惧の
念が語られた。北海道の大学に対
する学問や言論への攻撃には、負
けてはいられない、何か行動をと
の提案もあった。地元では認知症
を地域で、という在宅型施設など
が言われるが、そんな力が地域に
残っていない現状が語られた。足
元をしっかり見て立たなければ。
12月

12月例会は6名の忘年会スタイル。
総選挙結果をどう受け止めるかの
議論では、現政権に対抗するには、
野党の候補統一が必要だとの意見
あり。選挙制度の不備や、そもそ
も何の変化も生まないこの時期の
選挙は無意味との議論も。わいせ
つも芸術も国家が許可する制度に
疑問あり。とはいえ、見たくない
物見せたくない物はある、との思
いも語られた。地元の味の室蘭や
きとりは豚肉。焼き鳥と表記しな
いのは誠実さの表れか。良い年に
期待しての望年会でした。


2013年の室蘭読者会報告
 

 1月

1月例会は7名参加。冷え込みの厳しい中
で、話題も深刻で厳しい状況下から展望を
求める内容に。12/14号の総選挙特集に森田
実氏の、選挙では日本が米国の奴隷となる
かどうかが問われる、との談話があったが、
まさしく「対米従属の軍事国家」の道を歩
み始めたかのよう。こうした警告をする人
物が、発言できる場所がなくなってきてい
るようだ、との指摘あり。中島岳志編集委
員の「静かな祈り」について、今までの
「運動論」の殻を破ることなのか、それと
も観念しろと言っているのかと議論の種に。
展望を開いていくのにも、新しい仲間を
増やさなければ。

 2月

2月例会は7名の参加。誌面からの話題の
前に、AKB48の丸刈り動画や中国海軍のレー
ダー照射、いじめや体罰と自殺、ロシア軍
機の領空侵犯などの話題について感想を述
べ合った。それぞれにどの程度のニュース
性があったのか、と疑問の声あり。話題に
上らない陰で戦争への道が整えられている
ようだ、の声に多くの賛同あり。さらん日
記の風刺に共感の声。「右向け右」教育へ
の批判支持。アフリカでのテロ被害の真相
追究に期待大。相手を敵視してテロ組織な
どと名指しするのでは、話し合いはできな
い。国内の左右陣営も国際問題でも、話し
合う回路を閉ざそうとする人々が戦争をけ
しかける。最後は、みんなで議論の種を撒
くために投書しましょうとなった。

 3月

3月例会は6名。人の入れ替わりで、しば
らく動きがあるのかも。
読者会メンバーも関わる近隣市の教育委員
会巡りの報告があった。日の丸君が代の強
制がないように要請する市民の取り組み。
どこも上意を下に達するのが自分達の仕事
だとする返事。教育委員会制度の本来の趣
旨は自らの思考停止で淀んでいくようだ。
誌面については、水俣の原田さんの記事に
賛同できたが、「絶望せよ」の特集には違
和感があったとの声。ドイツの原発ゼロ選
択に理念や倫理を見ることができるのに、
日本の除染には誤魔化しが見える。軍隊を
もつ国が戦争に巻き込まれないとの主張も、
人を騙す口実だ。外国が、放射能日本をど
う見ているか気になる、のつぶやきが重い。

 4月

4月には9名参加。二桁達成も目前で期待
が高まる。前回の話題にあった、市のHP
に「憲法を守る市政応援」をバナー広告で
載せようとする件で報告。担当課からは
「政治的主張であり、世論を二分する一方
だけを載せられない」と拒否の回答。後日
確認に赴いた数名もその説明を受ける。公
務員が憲法遵守を「政治的主張」など言う
のは大問題。これは追求継続の課題。他の
地域でも公務員が憲法遵守をためらってい
るのかどうか気になるところ。誌面からは
在特会などのヘイトスピーチに対して市民
が真っ当に反発する行動をしているが、政
治家はどうしているのか、ぜひ誌面で読み
たいと要望あり。堀潤インタビューに共感
多数。今の選挙は、勝ち馬予想のようで、
誰が一番になるかで票を入れている。選挙
協力党は難しいのか。天皇主権回復ではな
く国民主権の創造だ。などと話の先は広が
っていきました。
 5月
5月例会は8名。最初に地域の動きで話題
になっている港湾活用に自衛隊誘致を、の
件。災害時の救援基地という触れ込みだが、
軍港化には違いない。そういえば、遠方の
自衛隊基地のイベントが市の広報に載って
いた。市民「総意」の誘致を演出する手だ
てなのか。
誌面からは、モンサントと原発の負のテク
ノロジーを指摘する矢崎泰久さんへの賛意。
安倍壊憲を撃つ連載への期待。小西議員が
訴える「子どもが扱うおもちゃ」のように
改憲論議がなされていることを、何度でも
誌面で取り上げてほしいとの要望。斉藤環
さんが「反知性主義」で読み解くヤンキー
分析にも賛同の声が上がった。
 6月
6月例会はいつもの半分の人数。話題は、
身近な行政に憲法擁護が実践されているか
の公開質問状と回答書の報告から。擁護の
意味は、単なる法令遵守とは違うはずなの
だが。自衛隊施設誘致もヘイトスピーチも、
手段が目的化している。港湾利用の活性化
に市民の平和と安全の視点はあるのか、人
を憎むことで社会は良くなるのか、の議論
に。最近の社会情勢との落差で週刊金曜日
を読むのが辛い、との意見あり。誌面につ
いては、憲法講義、世界が見る日本の姿レ
ポート、四方田連載などに期待の声。96
条の会の人びとや、経産省前テントの人び
となどから、生の声を記事にして読ませて
ください。
 7月
6月例会は5名の参加。エジプトのデモ、
大統領解任などの話題から。軍隊主導で、
民主化は進めていけるのか。世界は何を基
準にどちら側を支持するのか。日本の政党
の姿勢はどうか。別な国の情報統制の体験
例も披露された。日本のデモがおとなし過
ぎるのも統制に慣らされたからか。万引き
客の顔曝しを取り上げた大藤理子コラム、
絶対的正義のうさんくささを実感。ローマ
教皇に笹川財団が抗議の記事に違和感。善
意ロンダリングの匂いも感じられる。
記事の取り上げ方に、「ああ、週刊金曜日
だな」と思わせる傾向があるかもとの意見
あり。自身の旅行体験から、ブルカからの
女性解放は、南米大陸を宣教したのと相似
形か、の議論にもなった。
 
 8月
8月例会は6名。参院選後初の顔合わせな
ので、選挙について各自の見解披露。投票
率の低さを問題視する意見に対して、投票
した先の問題が大きいとの指摘も。自分か
ら不幸を引き寄せるような選択は自分で考
えた結果なのかと。マスコミの罪作りな「
ねじれ解消」報道や、期日前投票の出口調
査などが、投票率低下に向かわせたのでは
との意見も。開票のシステムを私企業が請
け負うような実態を問題視する指摘あり。
記事からは、原発不稼働を理由にした電気
料金値上げは、さらなる追究に期待。家畜
の不審死なども埋もれさせてはいけない事
実。記事内容によってはカタカナ用語が多
くなるのは仕方ないにしても、読み手が理
解しやすいような漢字用語への置き換えや
説明がほしい、との意見。「パブリックア
クセス」や「CNN」も、意味を取りにく
い読み手がいるとの意見でした。
 
 9月 9月例会は地域で気になった動きの情報交
換から。室蘭港に自衛艦寄港が毎年のよう
に。歓迎一色を演出する行政や経済界だが、
軍港化への布石なのだろうか。鉄鋼の街で
一時帰休が延長に。その理由が原発需要の
低迷。だから再稼働が必要だと脅している
のかも。選挙に機械読み取りが導入された。
四国では集計数0もあったというから不信
感は募る。シリア軍事介入の抗議活動に参
加した人からは、市民の反応があったと報
告。記事内容では、敗戦特集はさすがに金
曜日らしく充実していたの声。憲法寄席が
興味深いとの感想あり。日の丸への拝礼強
制が、学校だけでなく社会福祉の大会でも
あったとの報告。地方行政が率先して主権
者を跪かせるのは何の為か、としばし議論
になった。
10月 10/4号の大藤氏による「ちゃん」付け論に
ついて議論。敬して遠ざける感覚のうちで、
疎ましく思うという本意よりも尊敬のふり
をする前段が、周囲には外見だけから受け
止められるのでは、との老婆心。相手の軽
薄さに合わせて自分も軽薄になる必要もな
いだろうとか。敗戦後の若松市海岸に流れ
着いたという多くの朝鮮人溺死体について
書く北村氏コラム。強制労働で多くの中国
人を死なせた過去をもつ我が地元の歴史に
も通じる。慰霊祭は開催されているが、そ
れが形骸化していないかと問題提起。加害
の歴史は教科書問題などでも見えないよう
に押し込められている現実には、声を上げ
続けていく必要がある。復興支援ソングな
どが振りまくイメージも、真実を覆い隠す
ようで問題だという意見も。
11月 11月は5名。地域で活動する憲法を守るネット
ワークが主催した鎌田慧講演会の話題から。
聴衆の関心は高いので、取材現場で知った
事実をたくさん聞きたかったと要望が出た。
地元の話題では、全道規模の組合大会が
市内で開催されたが、粉砕を叫ぶ街宣車が
集結していたのが中心街にある神社の駐
車場だったとのこと。間近に見た人の違和感
を共有すべきとの意見。山本議員の手紙手渡
しも話題に。政治を論理で語り合う回路が、閉
塞している証拠では、と議論。誌面からは、小
泉原発ゼロ発言の真意とか、秘密保護法へ
の警鐘などが議論に。外交での「対決」姿勢よ
りも、「対話」が必要なのだと納得。このままで
は「日本を取り尽くす」結果になりそうで怖い。
12月

2012年の室蘭読者会報告 

 1月

1月例会は現在のフルメンバー8名総出の
豪華版。編集委員による「311後」考へ
の感想披露では、中島氏のハシズム解読に
多くの共感が寄せられた。ただ、週刊金曜
日の原発文化人切りが「嗜虐的な愉楽」に
通じるのでは、という指摘には批判的な感
想もあった。ハシズムの動向については、
今後の追究記事に期待が集まる。放射能の
除染に耳目が集まる中でのアスベストへの
注意喚起は重要との感想あり。身近な自治
体での瓦礫処理受け入れをどう考えるか。
政治的な決断が求められるはずだが、行政
上の都合が優先されがち。一方で頭ごなし
に首長の号令だけでも困る。見たくない物
を見ないで済ませる理由探しをしていない
かを、常に自戒すべきだろう、と議論は深
まっていきました。

 2月

2月例会は6名。もっと増えてほしいので
新しい参加者を募集中です。記事からは、
原発とGMの相似形に話題が集中。両者と
もに科学万能を誇るかのような不遜さが見
える。節操もなく便利さを求めていると私
たちは思われているようで悔しい。横浜で
開催の脱原発世界会議をもっと詳しく紹介
してほしかったとの意見あり。武田氏の連
載は分かりやすいとの意見あり。二大政党
に愛想尽かしの果てに第三極でハシズムが
支持されるとは何たることか!託すべき思
いを伝えるためには、読むだけではない読
者会になっていかねば。

 3月

雛祭りの日の例会は5名。ちょっと寂しい。
気軽な参加を待っています。原発災害を刑
事事件として捉えることの重要性を検討。
総懺悔では済まされず、加害者を名指しで
きなくては。瓦礫の実態(場所・量・匂い・
受け入れ)ルポを読みたいとの要望あり。
表に現れにくい信州大の産学協同や大阪の
労組敵視の実情などは追究に期待大。処分
教員への応援も可能か。女性宮家の議論に
男女共同参画の論理って、その前に人間の
平等ではないのか。近隣市の教委への歌と
旗の強制反対申し入れ報告では、聞く耳持
たぬ強権さと暖簾に腕押しの両極端。議論
の重要さは高まれり。

 4月

4月例会は8名参加で盛況でした。ハシズ
ムに踊る大阪は、お家芸のいちびり感覚な
のだろうか、との見解に対し、「この社会
は頼まれもしないのに、おのずとファッシ
ョ化していく」という辺見庸氏の言葉(1
月13日号)を思い出すと応じる意見あり。
食事の中の放射能で、小出さんは心配があ
っても大人は食べて子どもには別な食べ物
を、と書いている。でも現実には難しいだ
ろう、との感想あり。瓦礫の広域処理では、
市町村の頭越しで都道府県が率先して受け
入れ表明する例もあって、それは戦中の軍
国体制強化にも見られた構造だとの指摘あ
り。例会の参加者が関わる講演会や映画会
などの告知宣伝もあって、読者会は誌面批
評だけではなく、情報交換状況整理の場に
もなっているようです。

 5月
5月例会は6名参加。どうぞお気軽にご参
加を。まずは誌面の感想から。大藤氏の政
治時評で米国の下僕と喝破される日本。そ
の事に気づかない振りを続けたい輩への追
及に強く同意する意見多数あり。対する仏
大統領選結果。米国的な金持ち優遇税制の
サルコジ政治からオランドは75%の富裕税
を課す約束をした。彼我の落差に長嘆息多
し。橋下市長が関西電力に株主総会で大飯
原発再稼働に反対表明したとの記事。でも、
住民投票条例案には反対したはず。黙って
俺に全て任せろってことなのか、と民主的
な手続きを厭う彼の言動に危機を感ずると
の意見。松山市議会が市民向けに国旗掲揚
と国歌斉唱を決議したとのこと。ここでも
維新の会だとか。自分を勤皇の志士になぞ
らえる議員たち。彼らが敵とする佐幕派と
は、自尊と自覚をもつ市民ということなの
か。
 6月
6月例会は5名。少数精鋭で意見交流は活
発。とはいえ、参加者がもっと増えてほし
いです。特集記事では、沖縄復帰40年につ
いて多く語り合いました。他のメディアの
お座なりな取り上げ方よりも、金曜日では
丁寧に調べて書いていて読み応え充分。本
土側が沖縄と交わす言葉を二転三転させて
来たのは、原発再稼働を巡る現在の状況と
も共通している、との指摘も。調べ事でNHK
と交渉した体験から、知らせないようにし
たがる日本の体質と真摯な回答をしたドイ
ツのとの落差を実感した、という報告も。
庶民にはスカイツリーの話題がお似合いだ、
と見なしているのだとすれば、それは違う
ぞと大声で言わなければ。
 7月
新顔さんの参加もあり7月例会は8名。新
しい視点からの切り込みで、議論も幅広く
展開。脱原発に関しては、金曜デモの空撮
から。大手メディアとは違った角度からの
取り上げ方に期待集中。さらには、国会事
故調報告をNHKニュースが「政府の介入の
せいで現場が混乱した」と強調したとの報
告があり、メディアの取り上げ方自体に大
きな問題があると全員が認識を新たに。金
曜日誌面でのマスコミの報道実態追究に期
待大。電磁波被曝の記事からは、ハイブリ
ッド車や電気自動車で搭乗者の足がしびれ
る例についても話題に。体の叫び声に耳を
傾けるなら、遺伝子操作や核反応、豚や牛
のケージ飼いなども自然の摂理に反するの
ではないか、との話にも発展。最後は、総
選挙での維新系の増長の可能性に危惧する
意見に皆が頭を抱える場面にもなりました。
 8月
8月例会は6名で議論百出。最初に、官邸
包囲デモに直接民主主義の気運が読み取れ
ると自説発表。これが間接民主主義を活性
化できるかと、国会と政府に注目している
と解説。一方でエネルギー庁の課長が原子
力委員会に脱原発を検討させないメモを渡
していたとの報道もあった。官僚が政治を
牛耳る現実には、官僚を正すデモも必要に
なるだろう、と議論は深化。地方でもこう
した意見表明の動きは大事だと全員で確認。
誌面からは、8/3号で山口県知事選結果を飯
田氏の善戦と報じているが、橋下ブレーン
だったことを考えると単純な評価には問題
がある、と注文。維新の会勢力への警戒感
を忘れると、全体主義化が進むと危惧の声。
大津いじめ自殺事件では、最大のいじめ組
織は軍隊で、学校にいじめが蔓延するのは
学校が軍隊化したからではないのか、との
意見あり。誌面でのさらなる追究に期待大。
 9月
9月例会は新参加もあって7名。日本は変
わった、人がデモをする国になった、とい
う意見への賛意が表明され、官邸前デモな
どが民主主義をグレードアップさせるかど
うかという議論に。歯がゆいと感じる人、
ブームでも参加しやすくなった意義を感じ
る人など多様な受け止め方が語られた。デ
モ参加者は、総選挙でどこを支持するのだ
ろうか?決められる政治とかで橋下政党に
流れるのだろうか?市内の大規模スーパー
撤退後の地域活性化をどうするか。別な大
規模店の新展開で安心なのか?高齢者らが
近所で買い物できる商店街に注目すべき。
戦時中の中国人連行での遺骨問題がくすぶ
っている。決定できる政治よりも反省でき
る政治なのではないだろうか。
10月
10月例会は5名で集中した話し合いになっ
た。誌面からは、70年代座談会についての
感想から始まり、当時の種が芽吹いたのか
もしれないという雨宮発言に賛同する意見
が多く出た。芽生えを押さえ込んでいたは
ずの新自由主義は、ここに来て引っ繰り返
ったか?と鋭く突っ込む意見も。尖閣や大
間原発については、対岸の火事ではないと
いう当事者意識の大切さが語られた。民間
での訪朝記事は、遺骨問題という主題も含
め、何か託したくなる思いになる、という
感想が出た。他のメディアでも取り上げて
いるのだろうか?撫順の奇跡についての講
演会、札幌での反原発デモ、福島原発の告
訴団などの情報交換もありました。
11月
11月例会は5名。首相官邸前デモや歴史講
座Uに参加し見聞した報告からスタート。
大勢の人びとの迫力とデモだけのために遠
方から集まる各人の普段着姿に感動を覚え
た由。危機感が若い世代を含む個人を動か
している。歴史講座は内容の高度さに驚嘆
とか。誌面からは、10/26号の金曜アンテ
ナ「ブレーンが小沢氏に急接近」の記事に
ついての意見。橋下市長のブレーンである
河合弘之弁護士が、小沢一郎代表に近づく
ことへの期待が述べられていたが、それで
良いのだろうかとの疑問。橋下氏の脱原発
姿勢を判断するのに「未来を大事にしてな
ければね、子どもを7人も作らないんじゃ
ないかな(たね撒きジャーナルでの発言)」
を根拠にしていたのが河合氏だった。記事
対象については、過去の言動の情報も載せ
て欲しいと要望があった。地元自治体に自
分達が手がける脱原発講演会の後援を頼み
に行ったら、拒否されたという報告も。こ
れまでは受理されていたのが、今回は特定
団体の誹謗中傷に該当するからだとの不受
理理由。団体自体を非難しているのではな
く、発電方法を論じるための集会なのに。
これも脱脱原発って感じの巻き返しの一つ
なのだろうか、と一同で沈思黙考。
12月
12月例会は忘年会も兼ねての拡大版で8名
参加。名物の室蘭やきとり(豚串)を肴に
席が近い者同士で語り合いました。

総選挙投票前だったのですが、あまりその
話題では盛り上がらず。選挙結果の陰鬱さ
を先取りしていたのかもしれません。

状況の深刻さは増しましたが、ガンジーの
言葉だという、

「あなたがすることのほとんどは無意味で
あるが、それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、世界を変えるた
めではなく、世界によって自分が変えられ
ないようにするためである」

を心の支えにして、為すべきことを積み上
げていくことにします。

新人さんの参加、いつでも大歓迎です。

連絡先 murorankai◎naravan.net (◎をアットマークに置き換えて送信してください)